強風で中止 10日に2戦 W杯女子蔵王大会

[ 2013年2月9日 16:59 ]

競技が中止となり引き揚げる高梨沙羅(中央)ら

 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子蔵王大会は9日、山形市蔵王(HS100メートル、K点90メートル)で個人第11戦を行う予定だったが、不安定な風のため中止となった。10日に第12戦と合わせて2試合を行う。

 1回目は中断を挟みながら27選手が飛躍を終え、6人を残した時点で最初からやり直しが決まった。午後に再スタートしたものの大部分の選手が飛べずに打ち切られた。

 2、3日の札幌大会2連戦で表彰台を逃した個人総合首位の16歳、高梨沙羅(グレースマウンテン・インターナショナル)は、公式練習で最長の98・5メートルを飛び、試技でも全体の2番目の88・5メートルをマークした。課題の助走路の滑りについて「まだ完璧には乗れていないけど、イメージして変えていくしかない」と話し、この日の感触を「大事にして飛びたい」と、仕切り直しの戦いを見据えた。

 昨季総合女王で高梨のライバル、サラ・ヘンドリクソン(米国)は公式練習が95・5メートルで2番目、試技では93・5メートルでトップだった。

 日本勢はほかに伊藤有希(北海道・下川商高)平山友梨香(北翔大ク)渡瀬あゆみ(サッポロスキッド)らが出場する。

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2013年2月9日のニュース