北島 日本で現役続行、再び平井コーチ師事「最後の一年と思って」

[ 2013年2月5日 06:00 ]

セクシーポーズ競演!?トレーニングをする北島(手前)と平井コーチ

 競泳男子平泳ぎで04年アテネ、08年北京と五輪2大会連続で100メートル、200メートルを制した北島康介(30=日本コカ・コーラ)が4日、都内で練習を公開し、現役続行を表明した。「水泳を楽しむ一年にしたいし、最後の一年だと思ってやりたい」と力を込めた。活動拠点を日本に戻して再チャレンジする。

 昨年までは米国が拠点だったが、今年から再び平井伯昌コーチ(49)に師事する。「自分の水泳人生を締めくくるときには、平井先生に指導してもらいたいという気持ちがとても強かった」と残りの競技人生を委ねる覚悟を示した。平井コーチは「指導を頼まれて、うれしかった」と頬を緩めた。

 欧州のグランプリ大会などに出場する計画もあるが、当面の目標は4月の日本選手権だ。本格始動は年明けとあって「間に合ったら凄い。勝負は50メートルかな」と100メートルに加えて非五輪種目への出場も考えている。7月の世界選手権(バルセロナ)で平泳ぎ50メートルの代表になるには、日本選手権優勝と派遣標準記録1(27秒34)の突破が条件。北京五輪後に1年以上の休養を経て出場した10年の日本選手権では50メートルで日本新記録27秒30をマークしており、再現を狙う。

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2013年2月5日のニュース