JOC異例の英文声明、世界へ 柔道の暴力問題受け

[ 2013年2月3日 06:00 ]

 柔道女子日本代表の暴力問題で、日本オリンピック委員会(JOC)は1日、「非常に残念だ。スポーツにおいて暴力はあってはならず、五輪運動の価値に反する」などとする暴力撲滅を目指す英文の声明を世界の主要メディアに向けて発表した。

 今回の問題が海外からも関心が高まっていることを受け、JOCとしての姿勢を示すための異例の対応となった。声明の中で、JOCは1月31日に緊急会議を開き「緊急調査対策プロジェクト」を設置して調査に乗り出すほか、各国内競技団体に対する調査も始めることを説明した。「JOCは日本選手の献身さと誠実さを信じる。日本スポーツ界が信用を取り戻せるよう最善の努力をしていく」としている。

 また、国際オリンピック委員会(IOC)は1日、「日本オリンピック委員会(JOC)が既に調査を始めており、JOCが効果的に対応すると確信している」との見解を示した。

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2013年2月3日のニュース