室伏 指導者の暴力に「反対」自主性を尊重の持論説く

[ 2013年2月2日 19:57 ]

陸上教室であいさつする室伏広治

 ロンドン五輪陸上男子ハンマー投げ銅メダルの室伏広治(ミズノ)が2日、スポーツ界での指導者の暴力について「反対。メダルを取ったり、成績を残したりした先に何があるのかを説明することが大事」と選手の自主性を尊重することが重要だとの持論を説いた。

 この日は東京都調布市での陸上教室にミズノ所属選手らと参加。昨年10月に38歳になったベテランには、五輪で活躍すれば東日本大震災の被災者を勇気づけることにつながるとの思いがあったという。それが競技力を磨く際の原動力となったことに触れ「そういう指導が行き届くように尽力できれば」と述べた。

 今季については「まずは日本選手権に出て様子をみたい」と大会19連覇を目指す一方で、2連覇が懸かる世界選手権(8月・モスクワ)出場は明言を避けた。

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2013年2月2日のニュース