高梨沙羅12位、今季2度目の表彰台圏外…強風で1回勝負に

[ 2013年2月2日 13:24 ]

高梨沙羅の1回目

 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子札幌大会は2日、札幌市宮の森(HS100メートル、K点90メートル)で個人第9戦を行い、強風で何度も競技が中断した末に1回で打ち切られ、個人総合首位を走る16歳の高梨沙羅(グレースマウンテン・インターナショナル)は85メートルの99・1点で12位に終わった。高梨が表彰台を逃したのは今季2度目。

 中断や、助走路の氷が溶けるほどの気温上昇の悪条件にも言い訳をせず、「条件は仕方がない。応援に来てくれた方々に申し訳ない気持ちでいっぱい」とうつむいた高梨。「もっとイメージを練らないといけない。リベンジできるようにする」と今後の雪辱を誓った。

 17歳のコリーヌ・マテル(フランス)が93メートルの120・2点で今季、通算とも2勝目。昨季総合女王のサラ・ヘンドリクソン(米国)は87・5メートルの106・3点で7位だった。

 平山友梨香(北翔大ク)が87・5メートルで自己最高の14位、伊藤有希(北海道・下川商高)は16位だった。19位の茂野美咲、22位の竹田歩佳(ともにライズ)、30位の松橋亜希(東海大)はW杯初出場でW杯得点(30位以内)を獲得した。

 ▼平山友梨香の話 条件を気にせずにやろうと思った。1回で終わったけど自信になる。世界選手権につながればいい。お客さんが多くて、注目されている実感が湧いてうれしかった。

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