JOC、内柴被告のメダル返還示唆 全柔連は“永久追放”へ

[ 2013年2月2日 06:00 ]

内柴正人被告に懲役5年実刑判決

 JOCの市原則之専務理事は1日、内柴被告が04年アテネ、08年北京両五輪で獲得した金メダルについて「検討しないといけない」と述べ、返還を求める可能性を示唆した。同専務理事は「金メダリストが残念だ。しっかりと更生してもらわないといけない」と話した。

 柔道は女子日本代表の園田隆二監督が暴力行為などで代表選手らから告発される問題も起きており、全日本柔道連盟(全柔連)に対し、JOCの加盟団体審査委員会で今後の対応を協議するとした。

 JOCの福田富昭副会長は「体罰などの問題が相次いでいる。スポーツ界も気持ちを引き締めていかないといけない。五輪招致にとってイメージは悪い」と懸念を示した。

 一方、全柔連の上村春樹会長は判決を受け、内柴被告に会員資格の永久停止処分を科す意向を明らかにした。

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2013年2月2日のニュース