かつての“英雄”内柴被告に憤り「反省見えない」 

[ 2013年2月1日 12:07 ]

 県民栄誉賞を授与されるなど、地元熊本県では“英雄”だった内柴正人被告(34)に1日実刑判決が言い渡された。関係者は「反省の態度は見えなかった」と憤りの言葉を口にした。

 内柴被告を知る柔道関係者(56)は「指導者として一生懸命やってくれると信じていた。無罪を主張していたが、そもそも師弟関係で関係を持つこと自体が間違っている」と厳しく指摘した。

 被告がコーチを務めていた九州看護福祉大(同県玉名市)の女子柔道部に教え子が進んだ高校柔道部の男性監督は「犯行を素直に認めるべきだったし、反省はわれわれには伝わらなかった」と怒りを隠さない。

 事件を受け、県は県民栄誉賞を取り消した。出身地の同県合志市や中学時代を過ごした同県阿蘇市もそれぞれ市民栄誉賞などを取り消している。

 九州看護福祉大は判決を受け「被害者のケアはもとより、部の抜本的体質改善に努めている。あらゆる種類のハラスメントを断固排除する」とのコメントを出した。

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2013年2月1日のニュース