ロンドン金・松本の恩師「意思疎通ができていなかったのでは」

[ 2013年1月30日 20:19 ]

 柔道の女子選手15人が日本代表監督らから暴力やパワーハラスメントを受けたと告発した問題について、ロンドン五輪の柔道女子57キロ級で金メダルを獲得した松本薫選手(25)を指導した岩井克良さん(67)は30日、共同通信の取材に「勝つためにやむを得ない状況もあるだろうが、なるべく手は出さない方がいい。選手が育ってきた環境を考えて指導しなければならない」と話した。

 岩井さんは岩井柔道塾(金沢市)の塾主で、松本選手を幼いころから指導した。「指導に熱中してつい手が出てしまいそうになることもあるが、選手への精神的ショックを考えればこらえられるもの。選手と意思疎通ができていなかったのではないか」と指摘した。

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2013年1月30日のニュース