元横綱大鵬の納谷さん通夜 王氏「こんなに悔しい思いはない」

[ 2013年1月30日 18:30 ]

元横綱大鵬の故納谷幸喜さんの通夜で、あいさつを終えた王貞治氏(代表撮影)

 大相撲で史上最多32度の優勝を果たし、19日に72歳で死去した元横綱大鵬の納谷幸喜さんの通夜が30日、東京都港区の青山葬儀所で営まれ、参列者を代表してプロ野球巨人OB会長の王貞治氏(ソフトバンク球団会長)があいさつし「こんなに悔しい、こんなに悲しい思いはない」と大横綱の死を悼んだ。

 納谷さんとともに1960年代のスポーツ界を彩った王氏は「私はあなたを目標にして戦ってきた。同じ1940年に生まれたあなたと(男子ゴルフの)ニクラウスと私で、ひそかに“大鵬、ニクラウス、王貞治”と常に思っていた。ゆっくりお眠りください」と別れの言葉を述べた。

 日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)、納谷さんが現役時代に所属した二所ノ関一門の稀勢の里、琴奨菊の両大関ら力士や親方衆も参列した。祭壇には相撲博物館長時代の納谷さんがスーツ姿でほほ笑む写真が遺影として置かれた。

 葬儀・告別式は31日午前10時から青山葬儀所で行われる。

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