告発された園田監督 昨年11月には選手負傷させ謝罪文提出

[ 2013年1月30日 08:19 ]

暴力、パワハラを告発された柔道女子の園田隆二監督

 昨夏のロンドン五輪代表を含む国内女子柔道のトップ選手15人が、園田隆二代表監督(39)やコーチによる暴力やパワーハラスメントがあったと告発する文書を昨年末に日本オリンピック委員会(JOC)に提出していたことが29日、分かった。全日本柔道連盟(全柔連)は30日、園田監督を交えて今後の対応について協議する。

 関係者によると、選手たちは文書で五輪へ向けた強化合宿中の練習などでの平手や竹刀での殴打や暴言、ケガをしている選手への試合出場の強要などを訴えているという。

 08年11月に全日本女子の監督に就任した園田監督。選手との対話も行い、合宿では「食事会」を開催し選手との親睦の場を設けてきた。しかし、昨年の国際大会で選手を平手打ちしながら叱る同監督に対し、欧米のコーチが制止する場面を目撃した関係者もいる。また、同監督の指導である選手が負傷。その選手に対しては昨年11月の時点で謝罪文を出し、お互いに理解したことになっていた。

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