織田、4回転失敗も貫録V「もっとレベルアップしたい」

[ 2013年1月29日 06:00 ]

フィギュア成年男子で優勝した織田信成のフリー

国民体育大会冬季スケート、アイスホッケー競技会第3日

(1月28日 国立代々木競技場ほか)
 フィギュアの成年男子フリーで織田信成(25=大阪・関大大学院)がトップの165・59点をマークした。冒頭の4回転トーループには失敗したものの、合計257・88点で優勝。成年女子では3月の世界選手権代表の鈴木明子(27=邦和スポーツランド)が、合計158・17点で2位に終わった。

 コンディションに不安があっても、このレベルでは負けられない。この日朝の公式練習で転倒して右足首を捻挫した織田だったが、国際大会の自己ベスト244・56点を上回る、257・88点で圧勝。冒頭の4回転が3回転になるミスがあり、「4回転を入れられなかったのが悔しい。何で失敗したのかなと思いながら滑っていた」と振り返った。

 昨年末の全日本選手権で4位に終わり、2月の四大陸選手権、3月の世界選手権の代表には選ばれなかった。今季は2月のB級国際大会(ドイツ)を残すのみ。ソチ五輪が行われる来季限りでの現役引退を決意している25歳は「もっともっとレベルアップしたい」と力を込めていた。

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2013年1月29日のニュース