兵庫2連覇!最多タイ5度目Vも北村「一番きつかった」

[ 2013年1月21日 06:00 ]

全国都道府県対抗男子駅伝で2年連続5度目の優勝を飾った兵庫のアンカー北村聡

 第18回全国都道府県対抗男子駅伝は20日、広島市平和記念公園前発着の7区間48キロで行われ、兵庫が2時間19分51秒で2連覇し、優勝回数を長野に並ぶ最多5とした。初優勝を狙った東京は5秒差の2位、愛知が3位だった。開催地の広島が6位に入り、秋田は8位で初入賞と健闘した。兵庫は4区の秋山雄飛(須磨学園高)が区間新記録でトップに立ち、独走態勢に入った。6区までの十分なリードを生かし、アンカーの北村聡(日清食品グループ)が東京の上野裕一郎(エスビー食品)の猛追を、辛くもかわした。

 兵庫は中高生の力走で6区までで2位に1分15秒の大差をつけると、アンカー北村が、東京の上野の猛追を5秒差でかわした。北村は「沿道の方がタイム差を教えてくれて、どんどん縮まっていったので必死に走った。今までで一番きつかった」と史上最多タイの5度目の栄冠に実感を込めた。愛知や東京に比べると前評判は低かった。足立監督は選手に14年続いていた8位入賞を途切れさせないことだけを要望した。大舞台で予想を超えた若い力に、監督は「駅伝はチームワーク。頼もしいチームだった」と目を細めた。

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2013年1月21日のニュース