遼135位予選落ち ほろ苦…米本格参戦瀬戦巻き返せず

[ 2013年1月21日 06:00 ]

3日目も全く振るわず、予選落ちとなった石川遼

USPGAツアー ヒューマナ・チャレンジ第3日

(1月19日 米カリフォルニア州ラキンタ)
 130位から巻き返しを狙った石川遼(21=パナソニック)はPGAウエスト・ニクラウスコースを回ったが、ショットが定まらず、3バーディー、2ボギーの71。通算3アンダーの135位で予選落ちした。首位は通算22アンダーのスコット・ストーリングズ(27=米国)。大会は予選3ラウンドの変則方式で行われ、通算10アンダー、67位までの81人が決勝ラウンドへ進んだ。石川は本格参戦初戦から米ツアーのレベルの高さを思い知らされた。

 石川の表情は苦悩に満ちていた。「新スイングに取り組んだのは1月から。間に合わなかった」。スコアを伸ばす周囲とは対照的に停滞し、悔しさだけが募った。

 8番パー5の第1打は右へ曲げて池に入れてボギー。パー5は3日連続でバーディーなしに終わった。その後も右方向への力のない球が目立った。新スイングでトップの位置を下げ「ハーフスイングの感覚で打っている」のが原因の一つ。力を入れるタイミングが合わずショットの精度を欠いた。

 カットラインは10アンダー、首位は22アンダーまで伸ばした。正式メンバーとして臨んだ初戦からレベルの高さを見せつけられた形。「それ(レベルの差)より自分が悪い」と7打足りず予選落ちしたことを恥じた。

 それでも「まだ初戦。切り替えてまた来週」と前を向いた。これまでもスイングを改造して結果を残してきただけに「スイングは戻すつもりはない」と信じた道を突き進む。

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