日馬富士関が弔問 元横綱大鵬死去で

[ 2013年1月20日 16:32 ]

 大相撲で史上最多の優勝32回を誇った元横綱大鵬の納谷幸喜さんが72歳で死去して一夜明けた20日、大鵬部屋の流れをくむ東京都江東区の大嶽部屋は、横綱日馬富士関が弔問に訪れたり、プロ野球ソフトバンクの王貞治球団会長からの献花が届けられたりと、昭和の大横綱を弔う雰囲気に包まれた。

 大嶽親方(元十両大竜)によると、納谷さんは亡くなった19日も、入院していた都内の病院で朝食を半分くらい食べ、電話で妻と会話したという。そこから容体が急変し、午後3時15分に心室頻拍で息を引き取った。20日午前に遺体と対面した日馬富士関は「安らかに眠っていました」と神妙に話した。

 2009年に大相撲で初めて文化功労者に選ばれた納谷さんの遺体は、稽古場の上がり座敷に安置されている。大嶽部屋は20日の朝稽古を行わなかった。大嶽親方は「おやじ(納谷さん)の前で四股でも踏めと言おうかな」と21日から弟子に稽古させる意向を示した。

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2013年1月20日のニュース