九重親方 大鵬に次ぐ31回優勝も「程遠い1回の差」

[ 2013年1月20日 07:29 ]

元大鵬親方・納谷さんをしのぶぶ九重親方 

元横綱・大鵬さん死去

 7日目の取組後に会見した北の湖理事長は元横綱・大鵬さんの死去に「驚きました。まさかと思った」と最初は耳を疑ったという。「昨年九州場所後に会った時には元気だったのに…。(部屋のある)町内会(江東区清澄)が一緒でいろいろと指導してもらいました。協会にとって大きな損失です」と残念そうに話した。

 その後、大嶽部屋を訪れ遺体と対面。「健やかなお顔でした。ゆっくりと休んでくださいと言いました」。

 大鵬さんに次ぐ31度の優勝回数を誇る九重親方(元横綱・千代の富士)は「残念ですね」としんみり。優勝記録について「ほど遠い1回(の差)ですよ。誰もが成し遂げられない偉大な歴史です」と振り返った。

 九重親方の弟弟子の八角親方(元横綱・北勝海)も「伝統を引き継いでもっと立派にしていかないと。そういう人の苦労があって今がある」と相撲協会の発展のために精進することを誓っていた。

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