大貴、2本目最高点で6位 復活へ今季初ポイント獲得

[ 2013年1月20日 06:00 ]

6位に入った伊東大貴の2回目

ノルディックスキーW杯ジャンプ男子札幌大会

(1月19日 札幌市大倉山ジャンプ競技場)
 個人第14戦を行い、チェコのヤン・マトゥラ(32)が1回目132メートル、2回目135メートルの合計249・5点でW杯初優勝を飾った。日本勢は伊東大貴(27=雪印メグミルク)が235・4点で6位に入って今季初ポイントを獲得。葛西紀明(40=土屋ホーム)が11位、竹内択(25=北野建設)は16位だった。

 昨季W杯4勝の日本のエースが、復調の気配をうかがわせた。135・5メートルを飛んだ2本目の124・2点は出場選手中トップの数字。昨年に続く連覇こそならなかったが、1本目の14位から追い上げて地元で存在感を示した。伊東は「初ポイントはホッとする。もっと早く取るべきだったので」と小さな笑み。夏場に右膝を痛め、W杯序盤戦を欠場。年明けから復帰して6戦目での初ポイントだ。「まだ助走姿勢もテークオフの方向性も定まってない」と練習不足は否めないが、横川朝晴ヘッドコーチは「2本目は久々に後半に伸びてきた。日本チームを引っ張る大貴がやっと戻ってきた」と期待を込めた。

 ▽個人第14戦 (1)ヤン・マトゥラ(チェコ)249・5点(132メートル、135メートル)(2)ヒルデ(ノルウェー)248・8点(136メートル、139メートル=最長不倒)(3)クラニェツ(スロベニア)244・4点(137メートル、130・5メートル)(6)伊東大貴(雪印メグミルク)235・4点(127メートル、135・5メートル)(11)葛西紀明(土屋ホーム)225・1点(127・5メートル、123・5メートル)(16)竹内択(北野建設)217・5点(116メートル、130・5メートル)22小林潤志郎(東海大)202・3点(129・5メートル、114メートル)27作山憲斗(北野建設)183・5点(124メートル、110メートル)29渡部弘晃(日大)174・7点(118・5メートル、107・5メートル)

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