新ルール想定で練習試合 柔道日本女子が強化合宿

[ 2013年1月18日 19:11 ]

新ルールについて、岡田弘隆審判副委員長(中央)から説明を受ける西田優香(右)と浅見八瑠奈

 柔道日本女子は18日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで強化合宿を報道陣に公開し、脚取りが完全禁止になるなど2月から試験導入される新ルールで練習試合を行った。

 ルールに関する国際柔道連盟のセミナーに出た全日本柔道連盟の岡田弘隆審判副委員長らが午前中に講習会を開き、反則や指導を受ける動作などを説明。新ルールでは互いに組むことが義務づけられ、激しい組み手争いはなくなる。岡田副委員長は「しっかり組んで技の攻防をしようということだ」と話した。

 練習試合では組んですぐに技を掛けなければ早いタイミングで指導が出され、戸惑う選手も見られた。グランドスラム・パリ大会(2月9、10日)に出場する57キロ級の18歳、山本杏(神奈川・桐蔭学園高)は「自分が攻めれば相手に早く指導がいく。シンプルに考える」と前向きにとらえた。日本女子の園田隆二監督は「組んで技の掛け合いになるのなら、技を持っている日本人の方が有利になる」と分析した。

 14日に始まった合宿は19日に終了する。

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2013年1月18日のニュース