長野五輪金 里谷多英が今季限りで引退、フジテレビ業務に専念

[ 2013年1月18日 15:23 ]

1998年長野冬季五輪フリースタイルスキー女子モーグルで金メダルを獲得した里谷多英

 1998年長野冬季五輪のフリースタイルスキー女子モーグルで優勝し、日本女子初の冬季五輪金メダリストとなった里谷多英(36)が今季限りで現役を引退すると18日、所属先のフジテレビが発表した。来年のソチ五輪出場が困難と自らが判断したため。今後は社員として業務にあたる。

 「25年間、諦めることなく最後まで挑戦し続けることができ、とても幸せな競技人生でした」とコメントした。2月23日のワールドカップ(W杯)猪苗代大会の際に引退セレモニーを行う。

 小学6年生で全日本選手権を初制覇した。17歳で参加した94年リレハンメルから2010年バンクーバーまで、冬季五輪で日本女子最多の5大会連続出場。02年ソルトレークシティー五輪では3位に入り、冬の競技で日本女子初の二つ目のメダルを手にした。W杯は通算2勝を挙げた。

 ソチ五輪を見据え、W杯復帰を目指して出場した昨年12月の北米の大会で振るわず、引退を決めたという。

 ▼里谷多英の話 今シーズンをもって競技から引退することを決意しました。12歳で初めて大会に出場してから25年間、諦めることなく最後まで挑戦し続けることができ、とても幸せな競技人生でした。私を支えてくださったたくさんの皆様のおかげだと感じており、感謝の言葉が尽きません。

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