美宇 愛超えた!小学生で6勝、美誠とダブルス日本一目指す

[ 2013年1月18日 06:00 ]

女子シングルスで小学生最多の6勝を挙げた平野美宇

卓球全日本選手権第3日

(1月17日 国立代々木競技場)
 小学6年の平野美宇(12=ミキハウスJSC山梨)は女子シングルス3回戦で敗れたものの、2回戦で勝利。一般の同種目では小学生で史上最多となる通算6勝をマークし、福原愛らの5勝を超えた。18日に登場するダブルスでは同学年の伊藤美誠(みま、12=豊田町スポーツ少年団)と組み、史上最年少優勝を狙う。女子シングルス4回戦ではロンドン五輪女子団体銀メダリストの平野早矢香(27=ミキハウス)が埼玉・正智深谷高2年の前滝初音に敗れる波乱があった。

 天才小学生の個人種目での進撃は終わった。平野はシングルス2回戦で勝利し、通算6勝目をマーク。福原、加藤が保持していた小学生時代の通算勝利数を更新し「(福原超えは)うれしい」と笑ったが、続く3回戦で散った。「内容的に悪くなかったけど、相手の方が上だったかなあ。サーブも全然、取れなかった。(自己採点は)50点くらい」と悔しさをあらわにした。

 平野と同学年の伊藤もシングルス2回戦で敗退。小学生として初優勝を狙ったジュニアのシングルスでも、平野、伊藤とも5回戦でフルゲームの末に敗れた。シングルスで上位進出できなかった2人だが、18日のダブルスではペアを組んで出場する。昨年の国際大会・東アジアホープスでは、中国人選手を撃破した実績もある。「ダブルスでこの悔しさを晴らしたい。できれば優勝したい」と平野が言えば、「ベスト4は絶対に入る。目標は優勝」と伊藤も力強く言い切った。ダブルスの最年少優勝は福原の14歳(中学2年)。2つの天賦(てんぷ)の才が融合し、史上初の小学生日本一を本気で狙う。

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2013年1月18日のニュース