トヨタ自動車が逃げ切り初女王“無敵”JXを撃破

[ 2013年1月14日 06:00 ]

初優勝し、喜ぶトヨタ自動車の選手たち

バスケットボール 全日本総合選手権第9日

(1月13日 東京・国立代々木競技場)
 女子決勝を行い、トヨタ自動車が90―69で、5連覇を狙ったJXを下して初優勝した。トヨタ自動車は前半、新人の栗原や34歳の矢野の3点シュートで48―31と大きくリード。後半も外からのシュートを効果的に決めて逃げ切った。JXは第3クオーター以降、1メートル92の渡嘉敷を中心に攻めたが、差は縮まらなかった。14日は男子決勝でパナソニックとアイシンが対戦する。

 Wリーグを含む今季の公式戦で25戦負けなしだったJXに圧勝したトヨタ自動車の選手たちが、涙を流した。最年長の矢野は「優勝まで遠いなと思っていた。本当にうれしい」と目を赤くした。コートの5人が組織的に動いてフリーの選手をつくり、新人の栗原や矢野が決めた3点シュートは15本。最大の武器で、全得点の半分を挙げた。09年に加入した矢野はおとなしかった選手たちに勝負の厳しさを植え付けた。嫌われ役を買って出たベテランの叱咤(しった)でチームは変貌し、「JX時代」に一矢報いた。

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2013年1月14日のニュース