“ママはスケート”岡崎 代表復帰「離れるのはさびしいけど…」

[ 2012年12月30日 06:00 ]

橋本会長に激励された岡崎

スピードスケート 全日本スプリント選手権最終日

 母となった岡崎が代表に戻ってきた。500メートル開始時に氷点下6度の厳しい条件下で5位(40秒23)に入り、1000メートルも7位(1分22秒46)と粘って総合6位。500メートルのW杯後半戦代表を引き寄せた。3季ぶりの代表復帰に「これがソチへのスタートライン」と表情を引き締めた。

 愛娘杏珠(あんじゅ)ちゃんは今月23日に2歳を迎えた。周りが「ママは?」と聞くと、今では「ママはスケート」と答える。日本のスケート選手の産後復帰後のW杯代表は初めて。「頑張って行ってきて」と激励した橋本聖子日本スケート連盟会長は「素晴らしいロールモデル」と、母と競技者を両立する岡崎を起爆剤に、具体的な女性選手支援に動く考えを示した。W杯ポイントがないためBクラスからのスタートだが「娘と離れるのはさびしいけど、やるべきことは前向きにいい滑りをすること」。岡崎の新たな戦いが始まる。

続きを表示

この記事のフォト

2012年12月30日のニュース