小平奈緒 4レース全て1位の完全制覇 史上2人目の快挙

[ 2012年12月30日 06:00 ]

女子では11大会ぶりの「完全優勝」を決めた小平

 スピードスケートの全日本スプリント選手権最終日は29日、北海道釧路市柳町スピードスケート場で行われ、女子は小平奈緒(26=相沢病院)が500メートルで39秒06のリンク新をマークするなど1000メートルも併せて制覇。2日間計4レース全てで1位となる「完全制覇」で大会3連覇を飾った。男子は羽賀亮平(24=日本電産サンキョー)が2大会ぶり2度目の優勝。岡崎朋美(41=富士急)は500メートルで40秒23と初日に続いて5位となり、W杯後半戦の代表入り。3季ぶりの代表復帰を決めた。

 小平が27回大会の三宮恵利子以来11大会ぶりの「完全優勝」で3連覇を達成。「国内の記録では三宮さんに肩を並べたが、三宮さんは(そのシーズンの)世界スプリント2位。それを超えられたら」と、米ソルトレークシティーの高速リンクで行われる「世界スプリント」(1月26、27日)を見据えた。三宮には2年前の全日本選手権時に、1000メートルの滑り方の助言をもらったこともある。その先輩の前での快走で弾みをつけた小平は「後半戦は進化した小平奈緒を見せたい」と力を込めた。

続きを表示

2012年12月30日のニュース