真央 ソチ五輪の前年の13年は大技解禁イヤーに

[ 2012年12月24日 06:00 ]

全日本フィギュアスケート選手権で優勝し、観客に手を振る浅田
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フィギュアスケート全日本選手権最終日・女子フリー

(12月23日 北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)
 14年ソチ五輪の前年となる13年は大技解禁イヤーになる。浅田は今季、プログラムにトリプルアクセルを入れずにシーズンイン。オフはこれまでより大技の練習量を減らしていたが、地道にトレーニングは積んでいる。

 腰痛を抱えていた今月上旬のファイナルを除けば、大会中の公式練習でもトリプルアクセルに挑戦した。今大会も20、21日の練習で着氷。前日(22日)のSPで回避はしたが、佐藤信夫コーチ(70)に挑戦を直訴するほどだった。

 10年バンクーバー五輪ではSPで1度、フリーで2度決めたが、試合での最後の成功は11年2月の四大陸選手権。昨季は1度も決められず、自身の代名詞とも言えるジャンプを見失いかけたものの、徐々に復調してきた。「トリプルアクセルや3―3回転をやっていた時もある。試合でできた時に喜びを得られる」と浅田。現段階での大技の課題について、「着氷で止まってしまう。降りた後にスケートが流れるようにならないと成功とは言えない」と佐藤コーチは説明する。今季は完成度と表現力で結果を残してきた浅田に大技が加われば、死角は見当たらない。

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2012年12月24日のニュース