高橋 連覇ならずも会心演技「ここが新しいスタート」

[ 2012年12月23日 06:00 ]

会心演技にガッツポーズをする高橋

フィギュアスケート全日本選手権第2日・男子フリー

(12月22日 北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)
 会心の演技だった高橋は珍しく興奮して、何度もガッツポーズを繰り返した。国内大会で非公認記録ながら、自己ベストの182.72点を10点近く上回る192.36点でフリー1位。SP2位からの逆転連覇はならなかったが「SPで(羽生に約9点出遅れ)悔しくて、いつも以上に気合が入った。思い切りできた」と納得の笑みを見せた。

 最初の4回転ジャンプをきれいに決め、2つ目の4回転ジャンプも回転不足と判定されたものの踏ん張って着氷した。4回転は08年に断裂した右膝前十字じん帯の再建手術をする前の最高の状態に戻ってきた。世界選手権の代表を確実にし「回転不足は取られたけれど4回転を2本成功できた。モチベーションが上がった。ここが新しいスタート」と大きな手応えをつかんでいた。

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