伊藤 2連覇へ総合首位!まくりにかけた

[ 2012年12月23日 06:00 ]

女子500メートル決勝、1位の伊藤亜由子(左)と2位の酒井裕唯

 スピードスケート・ショートトラックの全日本選手権は22日、長野県・帝産アイススケートトレーニングセンターで男女の500メートルと1500メートルを行い、女子は2種目とも1位だった伊藤亜由子(トヨタ自動車)が総合首位に立った。1500メートルで2位の清水小百合(中京大職)が総合2位、500メートルで2位の酒井裕唯(岐阜ク)が3位につけた。男子は500メートルを制した坂爪亮介(タカショー)が総合トップ。4連覇が懸かる高御堂雄三(トヨタ自動車)は1500メートルを制したが、500メートルは準々決勝で転倒して総合4位と出遅れた。

 女子の伊藤が2連覇に向けて好発進した。苦手の1500メートルは決勝で終盤まで3番手だったが、最後の1周で外から豪快にまくった。得意の先行逃げ切りでないパターンに「不安だったが、挑戦する気持ちでやってみた。かけだった」とホッとした様子だった。500メートル決勝はスタートで先頭に立ち、食らい付く酒井を抑えて逃げ切った。「リセットして、挑戦者の気持ちで最終日に臨みたい」と引き締めた。

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2012年12月23日のニュース