高橋はＳＰ２位、羽生に脱帽「強いなあと思います」

華麗な演技で男子ＳＰ２位に入った高橋

フィギュアスケート全日本選手権第１日

（12月21日 北海道・セキスイハイムアリーナ）
　取材エリアのテレビで羽生の演技を見ていた高橋はライバルの完璧な演技に思わず拍手を送っていた。「この緊張感の中で、強いなあと思います」。９．６４点もの大差をつけられ素直に相手の力を認めるしかなかった。

　高橋自身の演技は悪くはなかった。冒頭の４回転ジャンプをバランスを崩しかけながらも何とか踏ん張った。回転不足と判定されたものの、ミスを最小限に食い止め「上がった瞬間やばいと思ったけれど、耐えました。ベストではなかったけれど、レベルアップしている」と手応えを得た。

　技術点では羽生に劣ったが、演技点ではしっかり上回った。逆転を期して挑むフリー。２年連続６度目の優勝へ向け「自分のやるべきことに集中する。４回転を２本成功させたい」と言葉に力を込めた。