明大ラグビー部 相撲部に出稽古で巨漢対策

[ 2012年12月19日 06:00 ]

相撲部に一日入門、相撲部員(左)とモールで押し合う明大ラグビー部

 ラグビーの大学選手権で16季ぶりの優勝を狙う明大のFW19人が18日、都内の明大相撲部で稽古を行った。

 23日に対戦する東海大はFW8人の平均体重が106・875キロで、99キロの明大を約8キロ上回る。巨漢対策の一環として、吉田義人監督(43)が企画し異例の出稽古が実現した。選手は短パン姿で四股や、股割り、すり足で汗を流し、ぶつかり稽古を敢行。土俵では相撲部員と3対3のスクラムやモールの練習も行った。幼少の頃に相撲経験のあるプロップ須藤元樹(1年)や、堀江恭佑副将は一気の押しも披露。フランカー竹内主将は「東海大学さん以上のでかい方と当たって、不安なく試合に挑めます」と胸を張った。

 稽古場には相撲部員だった北島忠治元監督の名札がある。場内には、1938年(昭13)12月19日に北島元監督らが相撲部師範だった横綱・双葉山らと納まった写真も掲額されているが、この日から19日でちょうど74年になる。吉田監督も「北島忠治監督も天国で見守ってくれている。“前へ”の原点回帰ができた」と収穫を口にする。メイジが真っ向勝負で難敵に挑む。

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2012年12月19日のニュース