真央 腰痛も笑顔の首位発進「ステップが楽しかった」

[ 2012年12月7日 21:43 ]

女子SPで演技する浅田真央

フィギュアスケート GPファイナル

(12月7日 ロシア・ソチ)
 浅田真央が好発進した。冒頭のダブルアクセル、3回転―2回転なとジャンプは全て成功。NHK杯の67・95点にこそ及ばなかったものの、技術点でただ一人35点を超えるなど66・96点を出し、4年ぶり3度目のGPファイナル優勝に向けて首位につけた。

 「とりあえず、一応できたので、ほっとしている。ここ2戦、GPでは(SPが)うまくいっていたので、次も、と思ったけれど空回りしなくてよかった。ステップはすごく楽しくて、よくできた」と浅田。日本で腰痛が再発、直前の6分間練習でも何度か腰を気にするしぐさを見せたが気持ちで乗り切った。

 昨年のGPファイナルは母・匡子さんの容体が急変し緊急帰国したため欠場した。その後、母の死を乗り越えて臨んだ4シーズンぶりの大舞台。

 NHK杯では4度のジャンプミスをしたこともあり、「(フリーは)気持ちの持ち方が大切だと思う」とNHK杯のようなことを繰り返さないように心掛けたい」と気を引き締め直していた。

 エキシビションの行われる9日が匡子さんの一周忌となるため、天国に優勝の報告を届けたいところだ。

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