村田 ひそかな夢告白「英国で学んでアマ界に恩返し」

[ 2012年12月7日 06:00 ]

<FOR ALL 2012表彰式>スポーツニッポン新聞社・森戸社長から盾を贈られる村田

スポーツニッポンフォーラム制定「FOR ALL 2012」表彰式

(12月6日 東京ドームホテル)
 64年東京五輪でバンタム級を制した故桜井孝雄さん以来48年ぶり、史上2人目の五輪ボクシング競技の金メダリストとなった村田は、偉業の大きさとは対照的に謙虚な言葉であいさつした。

 「僕はたった一度の金メダル。この会場には、継続して成功されてきた方がたくさんいる。それに追いつけるように頑張っていくので、よろしくお願いします」

 この日も練習道具を持ち歩くほどボクシングに飢えているが、東京五輪招致活動をはじめ、多くのイベント参加でロードワークをする暇もない。それでも、おぼろげに今後の道は見えてきた。

 「まだ、誰にも相談していない希望の段階だけど、海外に行って英語を勉強しながら練習し、将来、日本のアマチュアボクシング界に恩返しできるようにしたい」。英国を第一候補に、これから調整に入る予定だ。

 「その過程で五輪を目指したいという気持ちが出てきたら」と、リオデジャネイロ五輪はまだ視野には入っていないが、焦らず金メダリストだからできる道を歩み始めている。

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