木戸愛“プロレス流”米修業へ 元レスラー父のようなタフさを

[ 2012年11月28日 06:00 ]

新しいウェアブランド「ジャック・バニー」の記者発表に出席した(左から)木戸、上田、芹沢

 海外武者修行でスター街道に乗れ!プロ5年目の今季、ツアー初優勝を挙げた木戸愛(22=ゼンリン)が27日、年明けから約1カ月の米国合宿を行う計画を明かした。今季はメジャーの日本女子オープンで最終日最終組を経験し、全英女子オープンで海外メジャーにも初出場。さらなる飛躍を誓う来季に向け、コーチやトレーナー、他のプロも帯同せずに単身渡米して合宿生活を乗り切る考えだ。

 闘いのDNAが木戸を突き動かすのだろうか。押しに弱いようにみえて、言いだしたら聞かない頑固な性格。「不安だらけで周りも心配してるけど、行ってみたい気持ちが強い」とオフの単身米国合宿の計画を語った。

 7月のサマンサタバサでツアー初優勝を飾り、飛躍が期待される若手に成長した。今季開幕前も甲田良美らとコーチの下でオーストラリア合宿を行ったが「今の自分は一人で集中してゴルフをするのが大事。今年の経験がそういう行動に駆り立ててくれた」とフロリダ州で拠点となるゴルフアカデミーやコースを選定中だという。

 くしくも元プロレスラーの父・修氏が所属していた新日本プロレスでも、海外武者修行は盛んだった。期待の若手が海外で経験を積み、レスラーとしての幅を広げて凱旋する。時には覆面をかぶったり、ヒールに転向することも。それが出世コースの一つだった。

 今の木戸の立ち位置も重なる部分がある。ツアー仲間や関係者から「木戸ちゃん」と呼ばれて愛されるベビーフェース。ただし、最終日に崩れるメンタル面が課題で、一流プロに必要なマイクアピールも不十分。この日はウエア契約を結ぶメーカーの新ブランド「ジャック・バニー」の会見に上田桃子、芹沢信雄と出席。芹沢から「木戸ちゃんは慣れてないから、司会者の人がもっと質問してあげて」と助け舟を出される場面もあった。

 「自炊もするかも」という米国でのタフな1カ月を乗り越えれば、人間的にも幅ができる。ひょっとしたら毒霧を吐くヒールゴルファー「ザ・グレート・キドチャン」、はたまた謎の覆面ゴルファー「マスクド・キドチャン」へのキャラ変わりもあるかもしれない。「しっかりやってたくましくなって帰ってきたい」と語る木戸の来季の姿ががぜん楽しみになってきた。

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