白鵬 4場所ぶり優勝!貴乃花超え23度目

[ 2012年11月24日 17:56 ]

 大相撲九州場所14日目は24日、福岡国際センターで行われ、1敗で単独首位に立っていた横綱白鵬が、春場所以来4場所ぶり23度目の優勝を決めた。ただ一人3敗で追っていた平幕の旭天鵬が琴奨菊の一方的な寄りに敗れたため、自身の取り組みの結果を待たずして優勝が決定。白鵬は5位に並んでいた元横綱・貴乃花の優勝回数22を超え、歴代単独5位に浮上した。

 白鵬は大関鶴竜と対戦。落ち着いた取口で上手投げで退け、白星で優勝に花を添えた。

 横綱日馬富士は大関稀勢の里に精彩を欠き、寄り切られ4連敗。大関琴欧洲は、豊ノ島との投げの打ち合いで先に手をつき、下手投げで敗れた。

 若の里は北太樹を送り出しで下し、高見山を抜く単独9位の通算813勝目を勝ち越しで決めた。

 十両は13連勝の栃乃若が徳真鵬に敗れ初黒星。1敗の佐田の富士が、一方的な攻めで徳勝龍を押し出しで下し、優勝争いは千秋楽までもつれこんだ。

 ▼北の湖理事長(元横綱)の話 白鵬は優勝が遠のいていたし、東西に横綱がそろっただけに意地もあったのだろう。まだまだ安泰だ。(優勝は)30回に挑戦していかないといけない。年齢的にも狙える。私の24回は通過点だ。

 ▼貴乃花親方(元横綱)の話 まだまだこれから君臨していくでしょう。白鵬にはもっと優勝を重ねてもらいたいが、それを阻止する若手力士が出てくれば相撲ファンはもっと増える。

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2012年11月24日のニュース