羽生また世界記録更新 SPで95・32点

[ 2012年11月24日 06:00 ]

豊かな表現力でアピールする羽生

フィギュアスケート GPシリーズ第6戦NHK杯第1日

(11月23日 宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ)
 また世界新記録だ。フィギュアスケートNHK杯の男子ショートプログラム(SP)で、昨季の世界選手権銅メダリスト羽生結弦(17=東北高)が95・32点の世界歴代最高得点をマーク。10月のスケートアメリカで自身がマークした95・07点を更新し、エースの高橋に7・85点差をつけて首位に立った。「きょうの出来は(100点満点で)99点。ワールドレコードが出たのは凄くうれしかった」と胸を張った。

 冒頭の4回転トーループを決めると、エレキギターによる「パリの散歩道」の調べに乗って、完璧なスケーティングを見せた。基礎点が1・1倍となる演技後半に組み込んだトリプルアクセルと3―3回転のコンビネーションも成功。5項目の演技点でも表現力自慢の高橋に匹敵するハイスコア。今季から師事するオーサー・コーチも「素晴らしい。君を誇りに思うよ」と絶賛だ。

 仙台で生まれ育ち、昨年3月11日の東日本大震災で被災した羽生。宮城開催の今大会の主役は譲れない。親戚や元チームメートが観戦に訪れ「凄く見られているなって感じがあった」と話したが、リンクの中では重圧を振り払った。仙台開催の07年大会では、リンクに投げ入れられる花束を回収するフラワーボーイだった。あれから5年。「あっという間だった」。成長した17歳は被災地の希望の光だ。

 今大会2位以内で12月のファイナル進出が決まる。スケートアメリカではフリーで乱れて2位に終わっただけに、24日の4分30秒への思いは熱い。「まだ出し切ったわけじゃない。切り替えてやっていきたい」。昨年11月のロシア杯以来のGP制覇へ。地元での戴冠が最高のシナリオだ。

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