日本悔し2位も エスビー廃部の上野が見せ場

[ 2012年11月24日 06:00 ]

第5区、ケニアのフィリップ・モシマを引き離す日本の上野裕一郎

国際千葉駅伝

(11月23日 千葉県総合スポーツセンター陸上競技場発着)
 6区間、42・195キロに13カ国15チームが参加して行われ、日本は2時間5分16秒で2位だった。ケニアが2時間5分6秒で2連覇した。大迫傑(早大)が1区(5キロ)で2位につけた日本は5区(10キロ)で上野裕一郎(エスビー食品)がトップを奪い、6区(7・195キロ)の新谷仁美(ユニバーサルエンターテインメント)につないだが、区間新記録で走ったケニアのジョイス・チェプクルイに逆転を許した。

 日本は5区で27歳の上野が見せ場をつくった。30秒先に出たケニア選手に7・7キロ付近で追い付くと、1キロほど並走した後にスパート。中継点では11秒差をつけた。28分46秒の区間2位に「設定より15秒遅かったが、自分なりの走りはできた」と満足感を漂わせた。所属するエスビー食品は来春廃部する。受け入れ先を探す瀬古利彦氏からは「競技に集中してくれ」と言われ、「結果を残すことがプロの仕事」と練習に取り組んだ。マラソン転向を視野に、12月2日の福岡国際ではペースメーカーを務める。「まずは雰囲気を感じ、次の五輪はマラソンで目指したい」と話した。

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2012年11月24日のニュース