千代大龍 恩師の助言を実行「優勝なんて何も考えていない」

[ 2012年11月21日 20:05 ]

大相撲九州場所11日目

(11月21日 福岡国際センター)
 入幕4場所目の24歳、千代大龍が豊ノ島との2敗対決を制し、賜杯レースに加わっている。「優勝なんて何も考えていない」と屈託なく笑う無欲さが初々しい。

 突いてからの引き落としは安易な勝ち方だが、相撲巧者に左差しを許さなかった。日体大時代の恩師、斎藤一雄監督から前夜にメールで「何としても左を入れさせるな」と助言され、忠実に実行。「勝ち越したので思い切っていける」と動きも軽やかだ。

 糖尿病で一時は20キロ落ちた体重が最近になって7、8キロ戻った。体調も良く「母ちゃんに三賞のトロフィーをあげたい」と親孝行を誓った。

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2012年11月21日のニュース