鈴木ら被災生徒と交流 宮城でフィギュアNHK杯

[ 2012年11月21日 18:54 ]

 フィギュアスケートのNHK杯(23~25日・宮城県セキスイハイムスーパーアリーナ)に出場する鈴木明子(27)=邦和スポーツランド、村上大介(21)=陽進堂、長洲未来(19)=米国=の3選手が21日、東日本大震災の復興支援活動として宮城県七ケ浜町の七ケ浜中を訪れ、柔軟体操の指導や質疑応答で生徒約180人と交流した。

 同校では女子生徒1人が津波で亡くなり、現在も仮設校舎での授業を強いられている。初めて被災地を訪れた3選手は被害を目の当たりにして胸を痛めたと言い、東北福祉大出身の鈴木選手は「元気になってもらえればと思って来たが、逆に私がパワーをもらえて試合へ頑張れる気持ちになった」と話した。

 前生徒会長で3年生の浅野那未さん(15)は「まさか(大会直前に)来てくれるとは思っていなかった。来てくれて勇気づけられる」と喜んだ。

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2012年11月21日のニュース