遼、逆転賞金王へ怪気炎「勝つことしか考えていない」

[ 2012年11月21日 06:00 ]

ボールを受け取る石川遼

 石川遼(21=パナソニック)が得意のコースで逆転賞金王へ加速する。カシオ・ワールドオープンは22日に高知・黒潮CCで開幕。逆転賞金王には残り2戦で連勝が必要な石川は「もう勝つことしか考えていない。凄く楽しみ」と怪気炎を上げた。

 08年から連続出場の今大会の平均ストロークは、3回以上出場歴がある選手でトップの69・75。相性の良さが表れている。4月からピン型や33インチの短いタイプを使ってきたパターは、数々の優勝に貢献した35インチのL字マレット型を「家から引っ張りだして」回帰した。「これまでの成績はいいし、グリーンも合うはず」と不安はない。

 賞金ランク9位で1位の藤田寛之とは約6300万円の差があるが、2週前の三井住友VISA太平洋マスターズで2年ぶりの優勝を飾った勢いがある。「終盤戦でVISAの次にチャンスがあるのが、この試合だと思っていた。状態はいいので凄く楽しみ」と優勝への自信をはっきりと示した。

 ◆欠場 池田勇太(26=日清食品)が体調不良のためカシオ・ワールドオープンを欠場することになった。ダンロップ・フェニックスに続く2戦連続の欠場。最終戦に勝っても藤田を逆転できないため賞金王の可能性は消滅した。ウイルス性感染症による発熱とみられ熱は治まりつつあるが練習できない状況。

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2012年11月21日のニュース