羽生「マイ・カントリー」宮城でのＮＨＫ杯で優勝狙う

カナダから帰国し、ＮＨＫ杯に向けて抱負を語る羽生結弦

　若武者が地元で舞う。フィギュアスケートのＧＰシリーズ・ＮＨＫ杯（２３日開幕）に出場する羽生結弦（ゆづる、１７＝東北高）が１７日、拠点のカナダ・トロントから成田空港着の航空機で帰国した。

　東日本大震災の復興支援のため、宮城・利府町で開催される同大会。宮城出身の１７歳は、「マイ・カントリーって感じ。少しでも（被災者の）力になれればと思っている」と気合を入れた。１０月のスケートアメリカではＳＰで９５・０７点の世界最高得点をマークしながら、フリーで失速して２位。今季からキム・ヨナを育てたオーサー・コーチに師事し、ＮＨＫ杯に向けて体力強化を図ってきた。日本のエース・高橋大輔（２６＝関大大学院）も出場する一戦へ、「大先輩と戦っていい演技をしたい。優勝したい」と意気込んでいた。