竹末が引退表明 故郷で「最後の力を振り絞る」

[ 2012年11月16日 06:00 ]

地元開催の今大会での引退を表明した竹末裕美(右)はキャディーで夫の香川大介さんと肩を組んで笑顔を見せる

16日開幕 大王製紙エリエール・レディース

(福島県いわき市・五浦庭園CC)
 大王製紙エリエール・レディースは16日、福島県いわき市の五浦庭園CCで開幕する。ツアー10年目の竹末裕美(30=GOLF5)は15日、今大会を最後にツアーから引退する意向を明かした。

 ツアー1勝で今季も賞金ランク54位と奮闘しているが、近年は左手首と腰の痛みに悩まされており「優勝争いの回数も減ったし限界を感じた」と説明。「ここで勝ったら来年も続けたい」と言いながら、夫でキャディーの香川大介さん(30)には開幕前から「シードを獲っても辞める」と話していた。

 今大会は7月に愛媛から開催地が変更。「ここで終われるのはありがたい」といわき市出身の竹末には最高の舞台となる。昨年の東日本大震災ではコースから車で10分の距離にある実家が半壊。また、震災以降、祖父は体調を崩しているという。地元や家族を元気づけるためにも「最後の力を振り絞って3日間やりたい」と有終の美を誓った。
 
 

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2012年11月16日のニュース