男子は加藤逃げ切り、女子は椿原逆転

[ 2012年11月16日 06:00 ]

東北大会を制した加藤輝と椿原海里

スポニチ主催平成24年度全国高校ゴルフ選手権秋季東北大会最終日

(11月15日 宮城県仙台市 仙台ヒルズゴルフ倶楽部=男子6713ヤード、女子5797ヤード、パー71)
 男子は初日首位の加藤輝(宮城・亘理2年)が後半34の攻勢で73とまとめ、通算1オーバー、143で逃げ切った。女子は上位陣がスコアを落とす中、2打差を追ってスタートした椿原海里(宮城・東北1年)が76で抜け出し通算10オーバー、152で優勝した。男子は11位、女子は5位までの選手が来年3月の全国大会(滋賀・瀬田GC)の出場権を得た。

 <男子 1W不調も>1打リードで出た加藤は前半39と乱れ、同組の蛭田にリードを許した。「このままじゃまずい」と気持ちを切り替えると、16、18番のバーディーで振り切った。1Wが不調で、使ったのは1ホールだけ。「アプローチ、パターのおかげ」と勝因を挙げた。宮城・亘理町出身。名取市の練習場では、球拾いやショップでのアルバイトの合間に練習する。今年3月に続く2度目の全国大会へ向け「関西の選手はみんなプレッシャーに強い」と精神面の充実を目指す。

 <女子 親元離れ…>2打差を逆転した椿原は「夏の大会は全国へ行けなかったので、瀬田へ行くことが目標だった。優勝なんて」と喜んだ。大会前からショットに悩み、アプローチ、パターに集中した結果が後半の35につながった。1Wは平均230ヤード。飛距離のハンデはウッドと2本のユーティリティーでカバーする。広島市出身で鈴峯女子中では全国大会を経験。「自分は何もできないので親元を離れて生活したかった」と宮里藍、有村らを育てた東北高に進学。もちろんプロゴルファーが目標だ。

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2012年11月16日のニュース