琴欧洲&琴奨菊 こちらはカド番脱出へ白星先行

[ 2012年11月14日 06:00 ]

上手投げで魁聖(右)を下した琴奨菊

大相撲九州場所3日目

(11月13日 福岡国際センター)
 把瑠都の大関陥落が決定的となった中で、佐渡ケ嶽部屋のカド番大関2人がともに白星を先行させた。

 右肩負傷で先場所途中休場の琴欧洲は栃ノ心と対戦し、立ち合いですぐに左上手をつかむと一気に寄り切り。余裕が出てきたのか「上手を早く取れて良かった。一日一日集中して相撲を取りたい」と口も滑らかだった。

 左膝を痛めて同じく先場所途中休場の琴奨菊は魁聖に対し、得意とは反対の右四つの体勢から最後は上手投げで勝負を決めた。「ずっと立ち合いを考えてきた。いろいろ試しながらやっている」と手応えを感じている様子だった。

 休場の把瑠都について先輩大関の琴欧洲は「力のある人なのでケガをしっかり治してほしい」とエールを送ったが、琴奨菊は最後までノーコメントだった。

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2012年11月14日のニュース