浅田真央らが上海入り 尖閣問題で警備員も同行

[ 2012年10月31日 20:56 ]

フィギュアスケートの中国杯で上海入りし、ファンの求めに応じてサインする浅田真央(左)

 【上海共同】フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦、中国杯(11月2、3日)に出場する女子の浅田真央(中京大)と男子の高橋大輔(関大大学院)が31日、開催地の上海に到着した。尖閣問題による反日感情を懸念した日本スケート連盟は選手の安全確保のため、日本から警備員を同行させたが、空港では心配された混乱はなかった。

 浅田は待ち構えた数人のファンの求めに応じてサインするなど落ち着いた様子で「花束を頂いてうれしい。(今までも)温かく応援してもらっている」と話した。高橋は「いつもと(状況は)違うけど大丈夫じゃないかな」と口にした。

 日本連盟は大会前に調査団を派遣して会場やホテル周辺を視察。選手に外出を控えるよう指導しているほか、職員や強化スタッフを普段より増員した。

 男子の町田樹(関大)も同日、上海入りした。(共同)

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