代表枠は14から9へ 世界柔道、肥大化抑制など

[ 2012年10月31日 11:05 ]

 全日本柔道連盟の上村春樹会長は31日、世界選手権で男女14人ずつの各国・地域の代表枠が大会の肥大化などを理由に、来年のリオデジャネイロ大会で男女各9人に削減されることを明らかにした。2010年以降は男女各7階級に2人ずつが出場できたが新方式では各階級1枠とし、残る2枠を任意の階級に振り分ける。1階級の出場上限は2人とする。

 上村会長は世界団体選手権が開かれたブラジルで、国際柔道連盟(IJF)幹部会に出席した。この日羽田空港に帰国し「9人の案で異論は出なかった。肥大化を抑え、特定の国にメダルが集中することを避けるためだ」と話した。

 IJF幹部会では現在は3人制の審判員を1人とする案や寝技で抑え込む時間を短縮する案なども出され、来年1月以降の国際大会から8~9月の世界選手権までの期間で試験的に導入する。国内では5月の全日本選抜体重別選手権でテストする方針という。

続きを表示

2012年10月31日のニュース