キンクミ大会新の64 ショットもパットも絶好調 

[ 2012年10月20日 19:22 ]

第2日、通算8アンダーで3位に浮上した金田久美子=マスターズGC

 前日のイーブンパーが、うそのようだ。金田久が8バーディー、ノーボギーで回り、大会新記録となる64をマーク。一気に首位戦線に絡んできた。ことし予選落ち11度を数えただけに「久しぶりにショットもパットも良くて、楽しかった」と、生き生きと話した。

 前半9ホールで3バーディーを奪い、11番からはプロ入り後初の5連続バーディー。9番では約15メートルを沈め、11~13番はピンまで1メートル弱につけてバーディーを奪った。不振にあえいだ今季、悩み続けたパットがようやくしっくりと来た形だ。

 そのパットは、自分なりの工夫で安定させた。前日の練習でひらめいたのは、グリップを持つ位置。昨年まで「いつでも一番いい時の所で持てるように」目安としてグリップに線を書いていたが、それをこの日は久しぶりに実施。短く持つことで効果が出たという。

 この日は工夫の甲斐もあって、プロ入り後のベストスコアをマークして首位とは4打差。最終日を最終組で迎える23歳は「久しぶりの緊張感を楽しく味わえたら」と、自然体で栄冠を狙う。

続きを表示

2012年10月20日のニュース