遼 11位に上昇「調子はいいのですべてをぶつけるつもりで」

[ 2012年10月20日 16:21 ]

第3ラウンド、ティーショットを放つ石川遼

 男子ゴルフの韓国オープンは20日、天安市の牛汀ヒルズCC(7225ヤード、パー71)で第3ラウンドを行い、22位で出た石川遼は5バーディー、3ボギーの69で回り、通算3オーバーの216で、首位から6打差の11位に上がった。石川は2番と3番をボギーとしたが、確実なパットでチャンスをものにし、池に囲まれた苦手の13番(パー3)でもバーディーを奪った。北村晃一は80と崩れ、通算19オーバーの65位にいる。金大?と金?渉(ともに韓国)が3アンダーで首位に並んだ。

 高い適応力を生かして3日目にして初のアンダーパーをマークした。「パットが3日間で一番よかった。グリーンのスピードをつかめてきた」という21歳の石川の表情が柔らかくなってきた。
 序盤の2、3番でグリーンを外し、連続ボギーとなる嫌な展開。しかし5番で約2・5メートルのバーディーパットを沈めた。これをきっかけに7、8、10番と3、4メートルのパットを確実に決めて勢いに乗った。
 2009年に3度も池に入れ「難しい浮島」と悪いイメージもあった13番(221ヤード、パー3)でも、念願のバーディー。第1打はグリーン手前ラフに落ちたものの、残り約15ヤードの第2打をウエッジで直接カップに入れ「あんな形で取れるとは…」。珍しく両手を突き上げ、笑顔で喜びを表した。
 海外初勝利を諦めていない。「調子はいい。すべてをぶつけるつもりでやる」と強い決意を口にした。(共同)

続きを表示

2012年10月20日のニュース