一ノ瀬ショットさえ3差3位 アイアン精度向上

[ 2012年10月20日 06:00 ]

一ノ瀬優希は10番ティーショットを放つ

女子ゴルフツアー スポニチ主催マスターズGCレディース第1日

(10月19日 兵庫県三木市 マスターズゴルフ倶楽部=6458ヤード、パー72)
 一ノ瀬が持ち味を発揮し、首位と3打差の3位につけた。同組の比嘉に1Wで40ヤード近く置き去りにされたが、正確なショットでカバー。1番はピンに当てて30センチ、15番は1・5メートル。ともにパー5の第3打で寄せてバーディーを奪った。

 「いつもならギリギリの番手を握っていたけど、余裕を持ったクラブでフェースを開いたりして打てた」と胸を張った。

 日本女子オープンの難しいセッティングを経験し、アイアンの技術がさらに磨かれた。それが68のスコアに表れた。

 不動裕理、上田桃子、有村智恵、笠りつ子ら名手を生んだ熊本出身のプロ6年目。故郷に帰っても「一般の方からジュニアと間違われて“プロを目指しているの?”って聞かれる」。知名度が低く寂しい思いをしている。しかし、9月に初出場の全英リコー女子オープンで26位に入り周囲の見る目が変わった。「一ノ瀬と呼んでもらえることが多くなった」と言う。今度はプロ初勝利でさらに知名度アップを狙う。

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2012年10月20日のニュース