優作Vチャージ 66で31位から一気に首位タイへ

[ 2012年10月20日 06:00 ]

首位タイに浮上した宮里優作(左)は同組の久保谷健一と笑顔で握手する

男子ゴルフツアー ブリヂストン・オープン第2日

(10月19日 千葉県千葉市 袖ケ浦カンツリークラブ袖ケ浦コース=7119ヤード、パー71)
 上位陣が伸び悩む中、ツアー10年目の初優勝を狙う宮里優作(32=フリー)がこの日ベストの66をマーク。通算6アンダーの136で、藤田寛之(43=葛城GC)、すし石垣(38=ゴルフパートナー)とともに首位に並んだ。昨年優勝の谷口徹(44=フリー)ら3人が1打差で続き、池田勇太(26=日清食品)は67と巻き返し、55位で予選を通過した。 
【第2R成績】

 何度挑んでも届かなかった初優勝。宮里優に再びチャンスが巡ってきた。冷たい風が時折強く吹く中、2番で3メートルを沈めてバーディーを奪うと、8番ではグリーン左のラフからSWで浮かせて直接カップイン。9番パー5できっちり稼ぐと、インでも2つ伸ばして今季初のトップに立った。「先週(日本オープン)に比べれば風は気にならなかった。きょうはフェアウエーを捉えていたし、いいリズムでできた」と満足げに振り返った。

 大阪桐蔭高、東北福祉大では01年日本アマをはじめ数々のタイトルを手にした。だが、プロ転向後ツアー10年目ながら勝ち星はない。前週の日本オープンは歯切れの良いプレーで地元・沖縄のギャラリーを喜ばせたものの、最終18番でトリプルボギーを叩いて4位と涙をのんだ。強風の中での4日間に精神的、肉体的な疲労は残っているが、好調なショットは維持している。

 今週は用具契約しているブリヂストンの大会。ホストプロとして過去トップ10が6回と好成績を残しており「コースはよく分かっているし、いいイメージで回れる」と自信をのぞかせる。上位は混戦だが「優勝争いを繰り返すことが優勝への近道」と気持ちを高めた。一緒にコース入りしたコーチでもある父・優さんも「ショットはいいし、パットも普通に打てるようになってきた。優勝へ、後は運だけです」と期待をかける。今度こそ。栄冠をつかんでみせる。

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2012年10月20日のニュース