藍7バーディーでニッコリ 3打差3位発進

[ 2012年10月20日 06:00 ]

第1ラウンド、6アンダーで3位の宮里藍

USLPGAツアー ハナバンク選手権第1日

(10月19日 韓国・仁川 スカイ72GC=6364ヤード、パー72)
 初出場の宮里藍(27=サントリー)は7バーディー、1ボギーの66で首位と3打差の3位と好発進した。パットがさえた宮里は1番から3連続バーディーを奪って波に乗り、17、18番も連続バーディーで締めくくった。63で回ったスサン・ペテルセン(ノルウェー)がトップ。1打差の2位にカリン・ジョディン(スウェーデン)が続き、2連覇を狙うヤニ・ツェン(台湾)は67の8位にいる。

 温かい陽光の下で、宮里藍の笑顔が広がる。02年釜山アジア大会以来となる韓国でのプレーは7バーディーを奪う絶好のスタート。「韓国語で“頑張れ”と応援してくれる声が聞こえて、率直にうれしかった」。終了後はサインを求めるファンの行列に応じた。

 序盤の好機を生かして波に乗った。1番で3メートルのバーディーパットを決めると、2番は下りの複雑なラインの6メートルを絶妙の距離感で沈めてバーディー。「ジャストタッチでラインを読み切って真ん中から。あれで弾みがついた」と3番もバーディー。好調のパットを武器にスコアを伸ばした。

 コースは海に近く、苦手とする寒さと強風を覚悟していた。だが予想外の好天。「今週は我慢かなと思っていた。自分に過度の期待をしなかったのが良かったのかな」。今週から使用するスピンのかかりやすい球にも「ショートゲームで強みになる」と手応えがある。「ここは風次第で全然違うコースになる。状況にうまく対応していきたい」と気を引き締めた。

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2012年10月20日のニュース