マー君と駒苫で同期の鷲谷 ボルトに“弟子入り”

[ 2012年10月19日 06:00 ]

ジャマイカのTシャツを着て、ボルトのポーズを取る鷲谷

 マー君の元同僚が世界最速男に弟子入りする。プロ野球・楽天の田中将大投手(23)の駒大苫小牧時代のチームメートで、陸上選手に転身している鷲谷修也=なおや=(24)が、男子100メートル、200メートルの世界記録保持者、ウサイン・ボルト(26)と合同トレーニングを行うことが分かった。日本人としては初めてで、来月、ボルトの母国ジャマイカで共演する。

 日本人では初となるボルトとの合同トレ。幸運な機会を手にするのは、野球選手から陸上選手に転身して1年にも満たない男だ。鷲谷は「(ボルトの)しなりのある独特の走法を、間近で見て学びたい。いろんなものを吸収して戻ってきたい。また、他にも日本の選手が行けるよう、ジャマイカとの懸け橋になれたら」と目を輝かせた。

 駒大苫小牧では楽天・田中と同期。俊足巧打の外野手として鳴らし、2年時に甲子園で全国優勝した。その後、米国の短大、大リーグ・ナショナルズ傘下のルーキーリーグでもプレーしたが、昨年5月に現役を引退。英語を学ぶため、今年4月に編入した上智大で陸上部に入部したばかりだ。

 もともと50メートル5秒9の俊足。「どのくらい速くなるか試したい」と単純な動機で走り始め、85キロあった体重を73キロ、体脂肪率を20%から9・9%に絞るなど努力を続けた。ボルトの走法を映像で分析し「一足一足にためがあり、スピードに乗りやすい」と参考にした。その中で世界最速男への憧れが膨らんだ。

 アルバイト先のコンサルティング会社「フォースバレー・コンシェルジュ」がジャマイカ政府観光局と取引していたことから、そのパイプを通じてボルトとの対面を希望。語学力や豊富な海外経験が評価され、当初100メートルのタイムは11秒44だったが、7月に追い風参考ながら11秒18をマークするなど急成長したこともあり、ボルトの所属する「レーサーズ・トラック・クラブ」でトレーニングする許可が下りた。

 来月16~25日の日程で単身ジャマイカへ渡り、同クラブでの練習施設内に宿泊しトレーニング漬けになる。現在の目標はロンドン五輪に出場した学生王者・山県亮太(慶大)の自己ベスト(100メートル10秒07)。まだ1秒以上の差があるが、ボルトとの合体を飛躍への糧にする。

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