江本 投打に活躍!大鵬薬品 4勝目

[ 2012年10月1日 06:00 ]

 ソフトボールの日本女子リーグは30日、愛知県刈谷市など3会場で行われ、大鵬薬品は江本菜穂(27)の投打にわたる活躍で、シオノギ製薬に2―0で勝利。今季4勝目を挙げた。開幕から無失点だったトヨタ自動車・アボットは日立ソフトウェア戦で今季初失点を喫したが完投勝ち。チームは18連勝を飾った。刈谷大会の豊田自動織機―デンソー戦が降雨中止になり、10月1日に順延された。

 大鵬薬品の江本が投打に活躍した。打っては、4回1死二、三塁で三塁線を抜ける先制二塁打。投げては、前回の対戦で5失点し、2回途中でKOされたシオノギ打線を2安打に抑え完封勝利。「前期ではボコボコに打たれた相手だったので、どうしても勝ちたかった」と満足そうに振り返った。一昨年に一度は引退したが、1年間のブランクを経て復帰。しかし、チームは今季限りで休部する。「こればかりは自分でどうすることもできない。残り4試合のなかで1度は投手陣が全員登板して勝つ試合をつくれたらいいなぁ」としみじみと話した。

 <シオノギ製薬 15連敗で最下位濃厚に>打線振るわず15連敗となかなかトンネルの出口が見えない。今季唯一勝利している大鵬薬品が相手だったが、この日は4回の陽山の内野安打と7回杉本の左翼線二塁打の2安打と打線が沈黙。「凡フライが多すぎる。練習ではできても、試合になるとできないのでは…」と北村監督。残り4試合で11位の大鵬薬品との3差が開き、創部以来初の最下位が濃厚になった。

シオノギ製薬(1勝17敗)
 000 000 0─0
 000 200 X─2
大鵬薬品(4勝14敗)
 (シ)安福―橋元
 (大)江本―増井

日立ソフトウェア(10勝8敗)
 001 000 0─1
 001 100 X─2
トヨタ自動車(18勝)
 (日)山中―眞鍋
 (ト)アボット―渡辺

日立マクセル(4勝14敗)
 000 000 0─0
 120 000 X─3
戸田中央総合病院(8勝10敗)
 (日)呂―篠田
 (戸)李―鶴沢

佐川急便(8勝10敗)
 200 000 0─2
 000 100 2X─3
ホンダ(9勝9敗)
 (佐)信長―野添
 (ホ)金尾、メロー―武藤、ラッピン

ルネサスエレクトロニクス高崎(13勝5敗)
 020 020 0─4
 000 000 0─0
太陽誘電(9勝9敗)
 (ル)上野―峰
 (太)藤田―佐藤

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2012年10月1日のニュース