井上2年連続銅メダル、島田5位 初の母子代表・川井は敗退

[ 2012年9月28日 09:23 ]

女子67キロ級で3位となり、メダルを手に笑顔の井上佳子

 レスリング女子の世界選手権は27日、カナダのストラスコナカウンティで開幕して非五輪階級の3階級を行い、67キロ級で24歳の井上佳子(クリナップ)が3位決定戦でインド選手に2―0で勝ち、2年連続で銅メダルを獲得した。井上は2回戦で敗れたが、敗者復活戦を勝ち上がった。

 59キロ級の2回戦で敗れた初出場の島田佳代子(自衛隊)は敗者復活戦に回り、3位決定戦で英国選手にフォールで敗れて5位だった。日本レスリング史上初の母子代表となった51キロ級の17歳、川井梨紗子(愛知・至学館高)は2回戦でインド選手に敗れた。

 五輪と世界選手権を合わせ、13大会連続世界一を狙う55キロ級の吉田沙保里(ALSOK)は28日(日本時間29日未明)に登場する。

 ▼井上佳子の話 メダルはうれしいけど、今回は悔しさの方が大きい。(優勝した米国選手に敗れた2回戦で)自分から不利な体勢をつくってしまって後悔している。相手に合わせてしまった。

 ▼島田佳代子の話 内容も結果も悔しい。あっけなく終わった。3位決定戦は気持ちばかりいってしまった。悔しさをばねに、この経験を生かしていきたい。

 ▼川井梨紗子の話 実力不足。タックルで突っ込む悪い癖が出た。(2回戦は)腕が張っていて少し焦った。来年も51キロ級でこの大会に出る。(共同)

続きを表示

この記事のフォト

2012年9月28日のニュース